白化サンゴその後の潜水調査

 白化した国頭のサンゴ礁のその後の確認で、沖縄県環境科学センターの方々と宜名真、座津武、佐手、辺土名漁港前、フカビシ、赤丸埼沖の潜水調査に行ってきました。
 白化したサンゴのその後は2通り。見事なV字復活により元の色を取り戻すのとそのまま死滅してしまうのどちらかですが、どのポイントも復活ではなく死滅してしまった方が圧倒的に多かったです。特にサンゴがモリモリだった赤丸埼沖は、残念ながらほぼ全てが死滅してました。逆にフカビシはまだまだ可能性が感じられました。
 そして11月の記録的短時間豪雨により記録的な赤土が流出した海のその後ですが、佐手が本当に酷かったです。最悪の透明度で海底には赤土が堆積し、生きているテーブルサンゴは完全に赤土で覆われてました。
 一掃してくれる台風が全く期待出来ない真冬をこれから迎える訳ですが、果たして堆積した赤土がこれからどうなるのてしょうか。天然モズクは芽を出してくれるのでしょうか。心配でなりません。
白化サンゴその後の潜水調査
海の上

白化サンゴその後の潜水調査
海の中

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この記事へのコメント
豪雨のやんばるから北国に戻り、日常の生活に戻りました。
心の何処かに、とても考える事が多く、複雑な心境です。
学生時代の講義で、あるサイクルの問題がありました。
一ヶ所が、停止したら?これの回答は、停止なんです。リンクしているんです。自然もまさにその通り。沖縄の海水温の問題は、北国も同様です。復元力に期待していますが。
じっくりと、腹を据えて、向き合う、歳を経てきた世代の課題です。
ポジティブ、ポジティブですよ!
Posted by 北の国から at 2024年12月02日 20:05
北の国からさん、こんにちは。
ポジティブに行きたいのは山々なのですが・・・。
Posted by 呉丸 at 2024年12月14日 12:24
 
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