ディープブルー
今日の業務は水深20メートルまでロープを持って急速潜降し、そこに既に設置されている中層パヤオの突端にロープをがんじがらめに縛りつけてから浮上。これを4ヶ所とさらに新規の2ヶ所。合計で6基の表層パヤオを設置する為の潜水作業でした。
パヤオと言うのは流木などに集まってくる魚の習性を利用した浮漁礁の事で、水面に設置したものを表層パヤオと呼んでいます。絶大なる効果を発揮してくれる表層パヤオですが、当然ながら風や波の影響を直接受けるので、どう足掻いてもロープが切れるのが欠点。なので近年では水深20~50メートルに設置する中層パヤオが主流となっている沖縄です。
その中層パヤオを期間限定で表層パヤオに変更してきた訳ですが、その理由は脂が乗り始める時期を迎えるマンビカー(シイラ)を釣る為なのです。日の出と共に釣り始め直ぐに帰港して捌いて塩を塗り込んだら、冷たいミーニシの風と相反する太陽とで数日間干して完成するシイラの干物。
これが国頭村宜名真の隠れた秋の風物詩の「フーヌイユ」です。泡盛の肴にはフーヌイユとシークワサー!!個人的にはこれが最強の組み合わせだと思っています。