国頭の生きる伝説と

呉丸

2016年09月28日 12:26

 園児の迎えが完了したら次は13時出発で南から北へ逆回りで順番に送り届けるのですが、それまでの時間が4時間半。この間何をするにしても中途半端なので実は困ったりするのですが、今日はウェットスーツに着替えて直ぐに海路で宜名真漁港へ直行です。
 国頭の隠れた冬の風物詩である「フーヌユー」。それには何はなくともマンビカを釣らなければ話にならないのですが、その為に毎年この時期になると宜名真海域にパヤオ(浮漁礁)を数基設置しています。
 30年前にここの水深60メートルに設置された中層パヤオ(完全に沈ませている漁礁)が現在も当時のままの姿で残っているのですが、今回はロープ片手にここまで潜って括りつけて水面まで延ばし、これに浮き漁礁を繋げようとの作戦なのです。
 そんな危ない仕事に幸か不幸か宜名真の先輩方から任命されてしまったのが、私と国頭漁協の生きる伝説ダイバー72才でした。流石にサメが怖いので最低でも5名で一緒に潜って多量の呼気の泡で威嚇しようとお願いしていたのですが、来てみたら何故か二人だけだったと言う・・・。
 無事に一仕事を終え、この生きる伝説の偉大な後ろ姿を眺めながら辺土名漁港へ帰航しています。