国頭の海よ いつもありがとう

沖縄本島最北端の村「国頭村」の海、愛する家族、国頭の海人、古巣のオクマプライベートビーチ&リゾート、長男・末っ子と共に切磋琢磨しながら挑み続ける野球に娘のバレーボールなど、国頭村在住歴35年目の島ナイチャーが感じた事を気の向くままに。

改めて「やっぱ海って凄い!」

 リピーターゲストさんとの4日目となる今日は、午前中での2本連続ファンダイブ。しかし昨日は影を潜めてくれていた南西の風が残念な事に復活でして、再び強風と高波とウネリと濁りとの戦いでもありました。
 オクマ時代には良く使用していたファンダイブポイントの「ミュージアム」。今日の数少ない選択肢の中から選んで数年振りに訪れてみたのですが、10年前は居なかったキンメモドキとスカシテンジクダイがトンネルの中を見事に埋め尽くしてくれてまして、これには心底喜ばせてもらいました。何千匹なのか何万匹なのか何十万匹なのかは解りませんが、キンメとスカテンの大群の中にグルクンやウメイロモドキも混ざっていたりするので見応えは充分です。そしてその周りにはキンギョハナダイやハナゴイにカスミチョウチョウウオ。根から離れればヒレーカーやグルクンにゲンナーイラブチャーなど。深いのと流れが強いのとでこれまで躊躇していたポイントですが、キンメやスカテンが居てくれる夏場限定でこれからはちょくちょく利用してみようかな?と思い始めています。
 11時過ぎからの2本目では風がさらに強くなったので、もう選択肢は辺土名漁港の直ぐ目の前に向かうしかありませんでした。しかしここはカクレクマノミが5か所で見られるポイントでして、その内の1か所では産卵を確認。しかもその色からして間違いなくホンの数時間前に産み付けられたばかりのタマゴでした。鮮やかなオレンジ色から少しずつ濃くなり2~3日で茶色で黒っぽくて目立たなくなり、5~6日で銀色の2つの目玉が見え始め、最終的には透明になって10日程で孵化します。
 クマノミの世界ではタマゴの世話は♂の仕事でして、食事もしないで不眠不休でやるのだそうです。しかし今日はタマゴを産み付けたばかりだったからなのでしょう。♀♂ペア―で仲良く入れ替わり立ち代わりでお世話をしてました。とても素晴らしい連携でした。どうか10日後に無事にこの世に誕生してくれますように。




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呉丸
呉丸
沖縄本島最北端の村「国頭村(くにがみそん)」。
呉丸ことオフィス・アクアプラネットは、国頭の海と家族それに古巣のオクマプライベートビーチ&リゾートをこよなく愛する国頭村在住歴35年の苅田剛和が、その全てを1人で対応している<1日1催行1組>の沖縄本島最北のダイビング&マリンサービスです。
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