国頭の海よ いつもありがとう

　今朝の安田漁港からの帰り道の横断線こと県道2号線。車を運転中ブレーキを踏んで減速する度に左の前輪が振動するような違和感を感じていたのですが、それは気のせいではなかったのです。バーストしてハンドルを左に取られてしまい慌てて立て直そうとするも、壁面にぶつかり運転席側を下にして横転。それは正に往年の西部警察のカースタントのようだったのでしょうが、そのまま数メートル滑りながらようやく停車する事が出来たのです。
　大したスピードではなかったので落ち着いて対処出来た事。センターラインを越えなかった事。現場の50メートル下で電柱工事の予定があったらしく、先に来ていた警備員さんが直ぐに前後の交通整理に当たってくれた事。携帯電話も圏外でインターネットも繋がらないやんばるの山の中なので助けを呼ぶにはひたすら走って下るしかなかったのですが、事故を起こした1分後にたまたま友人が通りかかってくれた事。馴染みの整備屋さんが直ぐに対応してくれた事。台風対策もあれば国頭村まつりでのイベント「魚つかみ取り大会」の準備もあるのに、助けをお願いした所「人件費高いよ！」との冗談一つだけで国頭漁協の仲間達が直ぐに駆けつけてくれた事。
　色々な方々らのご協力のおかげで事故から30分後には横転したジープを人力で起こし、現場の掃除をしてタイヤ交換をして牽引しながら修理工場まで運ぶ事が出来ました。
　頼みのジープが無いのでその後の第二呉丸の上架作業はかなり大変な事になってしまいましたが、何とか無事に慌ただしかった1日が終われそうです。おかげさまで怪我は右肘の擦り傷だけですので、国頭村まつりでオリオンビールが飲めそうです。
　そこで次なる問題はジープの今後なのですが、もう簡単には手に入らないランドクルーザープラドのディーゼル車なので、何がなんでも修理で復活してくれる事を願うばかりなのです。ネットを駆使して運転席側のドアパネル2枚とフェンダーとドアミラーを探すとします。
　オクマリゾートへの送迎を軽トラでやる訳にはいかないので何か策を講じなければなりませんが、お客様にはしばらく多大なご迷惑をかけてしまう事になります。大変申し訳ございませんが、何卒ご了承をお願いしたいと思います。
　現場写真は続きを。